CBD入りのバズタブレット（入浴剤）ってどうなの？女性に人気です！

最近女性の間でCBD入りの入浴剤が流行っています。今回はその効果などについてご紹介致します。

CBDバスタブレット（入浴剤）について

CBD（カンナビジオール）は、大麻の茎や種から抽出される成分で、近年、世界的に注目されている化合物です。

CBDが多くの人に注目されている理由は、大きく2つあります。

第一に、CBDには多くの健康・治療効果があると考えられており、健康維持のために日常生活にCBDを取り入れたいと考える人が多いこと。

第二に、CBDは様々な治療効果が期待されるだけでなく、副作用が少ないと言われています。

副作用を過度に心配する必要がないため、これまでCBDを使用したことがない人でも気軽に試せることが、CBD製品の人気の理由の1つです。

しかし一方で、CBDが大麻の成分の一つであることから、CBDを摂取することに抵抗がある人もいます。

おそらく、大麻草とCBDの悪いイメージから、大麻を使用したときと同じように「ハイ」な気分になったり、酔ってしまったりすることを恐れているのでしょう。

CBDは大麻草の成分の一つですが、「ハイ」になるような精神作用は一切なく、安全な化合物であることがすでに証明されています。また、CBDを摂取しても、もちろん大麻取締法に抵触することはありません。

多くの人が気にする大麻草の精神作用は、大麻の葉や花穂から抽出されるTHC（テトラヒドロカンナビノール）という成分の作用に由来するものです。

CBDとTHCは、同じ大麻という植物から抽出されるため混同されやすいのですが、両者は性質や化学構造式が異なる全く別の物質であり、明確に区別することが重要です。

CBDはその人気から、CBDオイル、CBDリキッド、CBDグミ、CBDクリームなど、さまざまな製品として販売されています。

CBD入りバスボムもCBD製品の一つで、CBDバスボムは通常のバスボムと同様に入浴時にお湯に入れて使用し、CBDの効果を体感することができます。

CBDバスボムはカラフルでかわいい見た目のものが多いので、特に女性に人気があり、プレゼント用に購入する女性もいるようです。

CBDバスタブレット（入浴剤）の効果は？

バスボムは、お湯の中に入れると素早く溶けて液体になります。入浴することで、バスボムの有効成分が皮膚から浸透し、その効果が現れるというのがバスボムの作用機序です。

つまり、CBD入りのバスボムを使うことで、CBDを経皮的に摂取することになり、結果的にCBDの局所的な効果を期待することができるのです。

CBDバスボムを使用することで得られる可能性のある効果には、どのようなものがあるでしょうか。

一般的なバスボムは、リラクゼーションを目的として設計されることが多いと考えます。同様に、CBDバスボムにもリラックス効果があると考えられます。

CBDは不安を軽減することが知られていますので、CBCバスボムを通じてCBDを経皮摂取することで、抗不安作用が期待されます。

また、CBDを局所的に塗布したラットの2016年の研究では、CBDが関節炎の痛みや炎症を緩和することが示唆されており、CBDバスボムは関節炎の改善にも利用できる可能性があります。

さらに、CBDの経皮摂取はニキビ、乾癬、湿疹の改善に高い可能性があることが示されていることから、CBDバスボムは皮膚トラブルの改善にも有用であると考えられます。

上記の研究はバスボムを用いたものではなく、CBDクリームなどを直接皮膚に塗布したものなので、必ずしも同じ結果や効果の強さが得られるとは限りません。

しかし、CBDバスボムはCBDクリームと同様にCBDを経皮的に摂取することも可能であるため、バスボムからCBDの局所的な効果が得られる可能性はあると思われます。

CBDの効果があまり感じられない方

CBDバスボムを使っても効果が見られない、感じられないという方もいらっしゃると思います。

CBDバスボムの効果が出ない原因について考えてみます。

他のCBD製品の効果に慣れている方

まず考えられるのは、日常的にCBDオイルやCBDクリームを摂取している場合、CBDバスボムの効果を感じられない可能性があるということです。

CBDを習慣的に摂取している場合、CBDの効果に慣れてしまい、バスボムから経皮的に摂取した少量のCBDでは、それほど効果を感じない可能性があります。

CBDバスボムを用いた経験がない

上記のように、CBDバスボムの効果は、CBDクリームなどを直接肌に塗布した研究から予測されたものであり、実際のCBDバスボムを使用した研究からは予測されていません。

例えば、肌に塗ったCBDクリームの効果は感じられても、CBDバスボムの効果は感じられないということは十分あり得ます。

CBDバスボムがどのような効果をもたらすのか、そしてその効果の強さについてもっと知るためには、今後CBDバスボムを用いた多くの研究が必要です。

吸収されるCBDの量が少ない

経皮的に摂取されるCBDクリームの吸収率は13～50％です。つまり、CBDを直接皮膚に塗布しても、吸収されるのは半分以下ということです。

CBDバスボムは浴槽のお湯に溶かして使用するため、CBDバスボムのCBD濃度はCBDクリームより低いと言えます。

CBD濃度の低いCBDバスボムを使用し、さらに経皮摂取することで体内への吸収率が半分以下になることを考えると、CBDバスボムを使用して実際に体内に吸収されるCBDの量はかなり少ないと想像されます。

上記の原因により、CBDバスボムの効果があまり感じられない可能性があります。しかし、人によって効果の現れ方が異なるのもCBD製品の特徴の一つです。

他の人がCBDバスボムの効果を実感できなかったからといって、自分もそうだというわけでは決してないことも覚えておいてください。CBDバスボムから望ましい効果が見られる可能性は十分にあるということです。

しかし、CBDの効果を十分に発揮し、効果を実感できる可能性を高めた製品を購入したいのであれば、CBDオイルやCBDクリームをお勧めします。

CBDオイルのように舌下に直接摂取したり、CBDクリームのように皮膚に直接塗布したりする製品は、体内に吸収されるCBDの量が多いからです。