厚生労働省は2023年8月31日、THCH、THCV、THCB、THCJDを「指定薬物」とする省令を公布した。この省令は、省令公布の日から10日後の2023年9月10日に施行されました。
施行後は、THCV、THCB、THCJDを含有する製品の製造、輸入、販売、所持、医療目的以外での使用等が禁止されています。
医療から大麻の解禁が話題になっていますが、大麻が嗜好品として一般的に使われるようになるのはいつになるのでしょうか?現在、大麻の合法化や規制緩和が進んでいる国もありますが、その動きが世界的に拡大するにはまだまだ時間がかかると言われています。
THCHについて
THC-Hには以下5つの効果があるといわれています。
- 多幸感
- 時間感覚の変化
- 感覚・知覚の変化
- 食欲増進
- 医療目的での良い効果
また医療目的での具体的な効果としては、下記の5つが上げられます。
- うつの軽減
- 痛みの緩和
- 神経保護効果
- 抗炎症作用
- 制吐効果
違法になった背景
THCH、THCV等が違法になった背景には、THCと同様の副作用が起こる可能性があります。起こりうる副作用を前もって知っておくことで、実際に症状が出たときに落ち着いて対処することができます。
以下は、THC-Hを服用することで起こりうる7つの副作用です。
- 喉の渇き
- 目の充血
- 短期的な記憶障害
- めまい
- 不安感
- 吐き気
- 心拍数の増加
THCV規制に対する抗議
THCVはCBDとともに「ヘルスケア製品」として使用されてきた長い歴史があります。CBDだけでなく、CBG、CBN、CRDも同様である。
THCV」は、CBDをはじめとする広域製品・成分(精神作用物質を含まない抽出物)に微量に含まれる。これらは「健康」目的で使用されていた。CBDをはじめとする「THCV」を含む製品には強い鎮静作用があり、強いストレス下にある多くの人々に利用されてきた。
大人は職場や対人関係でのストレス対処に、子どもは医薬品が効かない病気の子どもの症状緩和のために使うことが多い。つまり、多くの人が「健康」のために必要としているのである。
CBDやその他のブロードスペクトラム製品・成分に自然に含まれる「THCV」成分は、CBDの効果を高める役割を果たします。「THCV」は大麻に含まれていますが、それ自体に精神作用はなく、「THCV」を含むCBD製品も同様です。
「THCV」は天然に存在する物質で、他のカンナビノイドを活性化します。
「THCV」は、他のカンナビノイドを活性化させる天然由来の物質であり、医療分野では「食欲とストレスを同時に管理する」能力について研究されているが、「健康」に関する懸念は報告されていない。したがって、「THCV」がマリファナの成分であるという理由だけで、薬物として規制されることには重大な疑問がある。
大麻が嗜好品としての合法化するのか?
大麻が嗜好品としての合法化が進む時期については、予測が難しいです。医療大麻の解禁が進んでいる一方で、嗜好品としての利用にはまだ慎重な意見や反対意見も存在します。
大麻の嗜好品としての合法化には、科学的なデータや医療の進展だけでなく、社会的な意見や政治的な要素も大きく関わってきます。各国や地域の法律や規制が整備され、十分な情報と制度が整った後に合法化が進む可能性が高いと考えられます。
ただし、具体的な時期を予測することは難しいため、今後の研究や政策の動向を注視する必要があります。大麻が嗜好品として合法化されるかどうかは、社会的な議論や意思決定の結果によって決まるでしょう。
THCVの医療効果
THCVには、さまざまな医療効果が期待されています。以下に、いくつかの主な医療効果を紹介します。
抗肥満作用
THCVは、食欲抑制や脂肪代謝を促進することが知られています。そのため、THCVは肥満の予防や管理に役立つ可能性があります。
抗炎症作用
THCVは、CB2受容体への結合によって炎症の抑制効果を示すことがあります。このため、THCVは炎症性疾患や関節炎などの症状の緩和に寄与する可能性があります。
抗てんかん作用
THCVは、てんかんの症状の改善に寄与する可能性があります。一部の研究では、THCVがてんかんの発作を減少させる効果を持っていることが示されています。
神経保護作用
THCVは、神経細胞の保護作用を持つことが報告されています。これにより、THCVは神経変性疾患や神経障害の予防や治療に役立つ可能性があります。
まとめ
医療大麻の利用が進み、大麻の解禁の可能性が広まっています。大麻は医療目的での利用だけでなく、嗜好品としての人気も高まるかもしれません。ただし、解禁には適切な規制と情報提供が必要であり、安全性と効果が確認された上で進められるべきです。大麻の医療利用と解禁に関する動向には、今後も注目が集まることでしょう。
大麻についての研究は進み、THCVという成分が注目を集めています。医療における利用は既に実現しており、大麻の解禁が進んでいく可能性もあります。将来的には、THCVを含む大麻が嗜好品としても認知されるかもしれません。しかし、その実現にはまだ時間がかかるかもしれません。
現在、大麻の合法化に関しては様々な意見が対立していますが、科学的な研究やデータの蓄積が進めば、大麻が一般的な嗜好品として受け入れられる日も訪れるかもしれません。今後の動向に注目です。
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